空間把握

AR 体験を向上させるには、仮想オブジェクトが現実世界に留まっているように見えるだけでなく、現実世界と相互作用しているように見える必要があります。

そのためには、デバイスが周囲の空間の構造を理解する必要があります。平面や点などの特定のオブジェクトの形状を検出することで、これらの形状を利用して、テーブルの上にキャラクターを配置するなど、仮想コンテンツを配置することができます。

Pretia のトラッキング API は、空間把握のために ARCore または ARKit を使用しています。

カメラトラッキング

カメラトラッキングとは、カメラからの映像を利用して、デバイスに空間上の動きを理解させる処理です。この処理は、複数のフレームを通して個々の特徴点を追跡することで実現します。

そのシーンに仮想オブジェクトを追加して、カメラの画像に重ねることができます。実機の動きに合わせて仮想カメラを動かすことで、仮想物体が固定されているように見えるのです。

現在、カメラトラッキングの処理は ARCore または ARKit によって行われています。

自己位置推定（Relocalization）

AR 体験を持続的に共有するために、画像や環境を認識する「自己位置推定」という機能を提供しています。

これを実現するために、開発者が AR 体験を構築したい場所で環境をスキャンして地図を作成するための 3D スキャナアプリケーションを提供します。トラッキング API は、これらのスキャンされた環境に対して自己位置推定を行うために使用されます。

自己位置推定を有効化し利用するためには、Concept of Relocalizationをご覧ください。